現実と妄想

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それはさておき。 先生の説明が終わり、窓から外を眺めていた懍を先生が呼ぶ。 「懍どの。帰る時間ですよ。鉛筆、テキスト閉まって下さい。」 「えぇ、お母さん閉まってよぉ。」 「懍、こっちにおいで、一緒に片付けよう。」 渋々こちらに戻る懍。 一緒に片付けながら、先生の品性にうっとりしていた。
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