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最後の高校生活…
素敵な1年になるといぃなぁ
なんて、一人
想にいふけっていると
「りーん!りーん!」
と玄関前の人だかりから
幼なじみの
多波朶実來(たはたみく)が
長い髪をなびかせながら
私のもとに小走りでやってきた。
私の事をリンと呼ぶのは
幼なじみである実來だけ。
小さな頃からそう呼ばれるから
今では、すっかり
当たり前の事になっている。
そうなった成り行きは
いまいち覚えていないけど
なんだか2人だけの
特別みたいで気に入っている。
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