弐話

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新年早々僕と彼女はあるタクシーに載った。 その日は仲間内で飲み歩いていた、よくある若気の至り。朝も近くなってきたからそのタクシーに乗り合わせた。 「運転手さん、×××××までお願いします。」 わかりましたぁ~。と間延びしたおっさんの声が聞こえた。 脂汗が浮いてる小太りなおっさんだ。 しばらく車を走らせたら間延びした声であっ、お客さんガム食べますぅ~?とおっさんが渡してきた。 僕は気持ち悪かったので食べずに断った。勿論彼女もだ。 目的地についたけどなんだか気持ち悪いからわざと遠回りして帰った。
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