第二章 【教会は今日も混沌のちフラグ】

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―ギィィィ… 俺達が方針を決定した直後、教会の扉が開き、士郎と凛が出て来た 「おっ、ようやくお帰りなすったなマイマスター?」 「ああ……………ハァ」 「ありゃ?士郎、どったね?」 俺がおどけて2人を迎えると、士郎が物凄いレベルで凹んでいた… 「どしたよ少年?悩み事?おっさんに話してみ?」 「ブラッドの言う通りですが…貴方の口調はいただけません。 訂正してください。」 チャキッ! 「んぎゃぁぁ!! ちょ、セイバー剣は反則!! 痛ぁ!今ちょっと刺さった!!」 場を和ませようとして、ふざけた口調で士郎に話し掛けるたら、セイバーに後ろから不可視の剣を首筋にピタリと当てられた…ちょっぴり皮が切れて、ダラダラ血が流れたよ、ちくせう… 「え、え~と…衛宮君はね…貴方の令呪の模様を言峰…監視役の奴に見せたら、その…大爆笑されて…」 凛が物凄い申し訳無さそうな顔で原因を教えてくれた そうだよなぁ…背中に【(°Д°)】マークだもんなぁ… 「士郎…なんか、その…スマン…」 「いや…俺が未熟なのが悪いんだ。ブラッドが謝る必要なんて無いさ…」 うわ…士郎がもう悟りを開いた仏様みたいな顔しとる… 微妙に凹みながらセイバーを見詰めると、目を反らされた… (ちくせう…) 「…で?士郎、凛…俺の事言ってたか?」 内心落ち込みながら本題に踏み込む…!! すると、2人は表情を強張らせた… 「ブラッド…落ち着いて聞いてね…?」 「???…おう。」 凛が真剣な表情に戻り、俺に問い掛けて来る… (いや、もう何度もサーヴァントに会ったし…むしろ驚く程の事の方が少ないだろ…) 「ブラッド、貴方は正規のサーヴァントじゃ無いの。 聖杯戦争の中で、何らかのミスによって突然召喚されたイレギュラーのサーヴァントなの…」 凛が重々しい口調で俺にそう告げた…
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