プロローグ

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「ア゛ァァァァァァァ!!」 白い白い空間に苦悶の叫びが響き渡った… ココは世界の中心『世界樹』の中… 悲鳴を上げた本人である白き少女は開けた場所で悲鳴を上げながら倒れ伏した。 彼女の名は『ラザリス』。 今存在する世界『ルミナシア』と共に生まれる筈であった世界『ジルディア』の思念体である。 ラザリスを倒した少年『ディセンダー』はゆっくりとラザリスに近づき、両手を翳した。 すると彼の両手から光が溢れ、ラザリスと少年を包み込んだ。 そして、そのまま2人は世界樹の中へと還って行く。 少年は、仲間が居る船の方角を振り返り… 「楽しかったぜ…でも、これが永遠の別れじゃ無ぇよな。だから…『皆、またな』!!」 と叫び光に包まれた… そして光が消えた時には、2人の姿は無くなって居た。
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