第一章 【クラス?なにそれ、美味しいの?】

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「グフッ…!!」 長い沈黙を破ったのはセイバーだった。 全身を覆って居るシルバーアーマーの胸元から大量の血を流し、吐血しながら片膝を付いたのだ。 「「ッ!?セイバー!!」」 ブラッドと士郎はその光景に驚愕の声を挙げ、士郎はセイバーへと駆け寄ろうとするが 「お待ち下さい!!」 セイバーは制止の声を挙げ、ブラッドは士郎の左肩を掴んで引き留めた。 士郎はブラッドの制止を振り払おうとするが… 「マスター…急所は外しました故…戦闘続行に問題ありません…」 セイバーは不可視の剣を杖代わりにして、ヨロヨロと立ち上がり、ランサーに向けて剣を構えた… 一方、ランサーは目の前の光景が信じられないとばかりに両目を見開き、驚愕に顔を強張らせて居た…
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