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「なっ…!?
我が必殺の【刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)】を避けただと…!!」
ランサーはセイバーを先程の一撃で仕止められなかった事に驚いていた。
「ゲイボルグ!?」
その言葉を聞いたセイバーもまた驚愕の声を挙げた。
「ゲイボルグと言う事は…もしや貴方はアイルランドの光の御子…「はいストップ」ブラッド!!」
セイバーが何かを言いかけた処でブラッドが割って入った。
ブラッドは二人の間に割って入ると…
「よぉランサー…ここらで今日は引き分けとしねぇか?」
と提案した。
「お前も手札出しちまったし、セイバーの力量とマスターも判ったろ?」
ブラッドはそう言うと、それを聞いたランサーは苦い顔をしながら、槍を左手で地面に立て、右手で後頭部をガリガリと掻いた
「チッ…バレてたのかよ…」
ランサーが毒づくとブラッドはニヤリと笑いながら
「昔取った杵柄ってヤツでね、観察眼はあるのさ。」
とイタズラっぽく笑う
だが次の瞬間
「だがこれ以上やるってんなら…来い、『ユキアネサ』…俺がセイバーの代わりに相手するぜ…?」
一瞬で真顔になったブラッドが右手を突き出した瞬間、ブラッドの足元から氷柱が出現し、その中に有った1.5メートル程の機械的な鞘に収まった日本刀を右手で掲げる様に持ちながらランサーにそう言い放った
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