第一章 【クラス?なにそれ、美味しいの?】

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「はぁ~…アンタって強引過ぎるわよ…」 「作者の文才の無さを呪えよ「ちょっ!?メタ発言しないで!?」…了解。 まぁ、こんな性格なんだ。気にしたら負けだ。」 凛は眉毛をピクピク震わせながら皮肉を言って来たが…元の世界の鬼畜メガネ大佐の皮肉に比べれば、まだまだ可愛い物なのでスルーする。 「はぁ…分かったわよ。一応そこの衛宮君も『聖杯戦争』について教えてあげる。」 暫くして、凛が遂に折れて聖杯戦争とやらについての説明を始めた。 凛の説明は簡潔に言うとこうだ 【何でも願いを叶える事が出来る万能の器『聖杯』を巡って七人の魔術師がそれぞれサーヴァント…『英雄の霊魂』を召還し、使い魔として使役し最後の一人になるまで殺し合い、最後の一人が聖杯を手に入れ、願いを叶える事が出来る。】 物騒だねぇ…あんまりヤル気起きねぇ… ん? 「なぁ、凛。 さっき俺に訊いて来た『クラス』ってなんだ?」 「はぁっ!? アンタはサーヴァントの癖にクラスも知らないの!?」 俺が質問すると、凛はまるで北極で山火事を見た様な驚愕の声を挙げ、俺に詰め寄り機関銃の様に捲し立てた。 「(イラッ☆)…悪かったな!! こちとらいきなり大量の情報頭に流し込まれた直後、説明不十分の状態で放り出されたんだよ!!」 半ば逆ギレっぽく言い返すと… 「っ!!……悪かったわね…」 なんか…苦虫を噛み潰した様な表情をしながら謝罪の言葉を返して来た。 コイツ…自分も似た失敗した経験あるな…赤い兄ちゃん…御愁傷様… 「わかったわよ…クラスについても説明するわ」 凛が渋々説明をしてくれた 【英霊とは… ・剣の英霊『セイバー』 ・弓の英霊『アーチャー』 ・槍の英霊『ランサー』 ・騎兵の英霊『ライダー』 ・魔術師の英霊『キャスター』 ・暗殺者の英霊『アサシン』 ・狂戦士の英霊『バーサーカー』 の七種であり、それぞれ何の英霊かを言い表した物…それを『クラス』と呼ぶ】 らしい…
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