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「ほぉ~。
聞いたところ、クラスによって特性が異なるみたいだな…」
「ええ、クラス毎に異なるけど…例えばバーサーカーは『理性を捨てる替わりに全サーヴァント中最強の腕力と防御力を手に入れる』と言う特徴があるの。
逆にキャスターは『魔術の威力は強大だが、接近戦に弱く、打たれ弱い』。
こんな風に、サーヴァントのクラス毎に色々な特徴が有るわ。
そして、サーヴァントは最大の切り札である『宝具』が必ず有るの。」
「宝具?」
俺が聞き慣れない単語に思わず首を捻る。
隣を見たら士郎も同じく首を捻って居た…いや、お前は事前に知ってろよ…
「宝具って言うのは、サーヴァントが英雄として謳われる代名詞となる者を指すの。
例えばアーサー王なら『聖剣・エクスカリバー』の様に、その英雄の有名な武器の事よ。」
「な~る。つまり、【宝具を明かす=自分の本名がバレる】事になるから、普段は使わないが、ピンチの時に形勢を引っくり返せるジョーカーって訳ね。」
俺が理解して頷いて居ると、士郎がおずおずと手を挙げた。
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