第一章 【クラス?なにそれ、美味しいの?】

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「ん?なんだヘタレ?」 「ヘタレ言うな!! ところで遠坂、セイバーが出て来た時に手に痛みが走って、ソコに変な模様が浮かんでるんだけど…コレって何?」 そう言って士郎は左手の甲を皆に見える様に見せた 「あぁ、これは『令呪』よ。マスターが自分のサーヴァントに三回まで言う事を聞かせる絶対命令権…その証よ。 だけど令呪を使い切ると、サーヴァントとの契約が切れて、聖杯戦争では脱落となるの。気を付けなさい」 凛の説明を受けて、士郎はまじまじと令呪を見つめている ……ん? 「なぁ士郎、俺の令呪ってどこに有るんだ?」 「えっ!?あれ!?痛みを感じたのはここしか無いぞ!?」 俺の質問に士郎は慌てて両手の至る所を探す… 「ねぇ、衛宮君…令呪は両手だけじゃ無いのよ?」 見かねた凛が突っ込みを入れる 「よし士郎、上脱げ。背中見てやる」 「うわぁ!?ブラッド!!ちょっと待って…アッー!!」 そう言ってグダグダ抜かす士郎の服を剥いで行く…当て付けじゃないヨ? ―――――――― 10分後… 士郎の背中に令呪を発見した… 「令呪は有った…だが…だが… なんで俺のだけ顔文字なんだよぉぉぉぉぉぉ!!」 士郎の背中に有った令呪は、血の様などす黒い光を帯びた… 『(°Д°)』 の形の紋章だった…
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