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「ん?なんだヘタレ?」
「ヘタレ言うな!!
ところで遠坂、セイバーが出て来た時に手に痛みが走って、ソコに変な模様が浮かんでるんだけど…コレって何?」
そう言って士郎は左手の甲を皆に見える様に見せた
「あぁ、これは『令呪』よ。マスターが自分のサーヴァントに三回まで言う事を聞かせる絶対命令権…その証よ。
だけど令呪を使い切ると、サーヴァントとの契約が切れて、聖杯戦争では脱落となるの。気を付けなさい」
凛の説明を受けて、士郎はまじまじと令呪を見つめている
……ん?
「なぁ士郎、俺の令呪ってどこに有るんだ?」
「えっ!?あれ!?痛みを感じたのはここしか無いぞ!?」
俺の質問に士郎は慌てて両手の至る所を探す…
「ねぇ、衛宮君…令呪は両手だけじゃ無いのよ?」
見かねた凛が突っ込みを入れる
「よし士郎、上脱げ。背中見てやる」
「うわぁ!?ブラッド!!ちょっと待って…アッー!!」
そう言ってグダグダ抜かす士郎の服を剥いで行く…当て付けじゃないヨ?
――――――――
10分後…
士郎の背中に令呪を発見した…
「令呪は有った…だが…だが…
なんで俺のだけ顔文字なんだよぉぉぉぉぉぉ!!」
士郎の背中に有った令呪は、血の様などす黒い光を帯びた…
『(°Д°)』
の形の紋章だった…
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