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「ッフフフフフ…」
ユラァ…チャキッ!!
「わぁぁぁ!?ブラッドなんかお前ヤバい笑い声になってんぞ!?それと何剣と短刀出してんの!?」
士郎が何か言ってるが…知るものか…そして凛が何か慌てて詠唱しているが…
チャージなどさせるものか!!
右手の長剣を肩に担ぐ様な体勢から軽く振り下ろしながら…
「僕は…過去を断ち切る!!」
そう言うと左手に溜めた闇の焔を纏わせたダガーを下から振り上げ様とした瞬間…
ゴン!!ガスッ!!バキャア!!
「ぶるぅぁぁぁぁ!!」
後頭部にセイバーの幹竹割り、アーチャーのフライパンによる殴打、止めに再びセイバーの側頭部への切り払いを受け。
某BTGみたいな叫びを上げ、吹き飛んで天井に頭からめり込んだ…
その後、なんとか脱出した俺を待って居たのは…阿修羅の如きオーラを纏ったセイバーと、ルシファーの如きオーラを纏った赤い悪魔の説教(と言う名の拷問)だった…
―――――――
「さてと、私の知る限りの聖杯戦争のルールは教えたし…それじゃあ衛宮君、行きましょうか。」
絶賛犬神家中の俺を無視して凛は紅茶を飲み終えると、そう切り出した
「えっ?行くって遠坂…どこ「この戦争のジャッジマン及び現場監督の所か?」…え?」
士郎が戸惑いながら凛に問おうとしたが、それより速く復活した俺が遮った。
だってコイツに合わせてたら全然先に進まねぇし…
凛は俺の言葉に驚きの表情を浮かべながら
「へぇ…なんでそんな役の人物が居るって思ったの?」
俺はその問いに小指で耳をほじりながら
「いや、常識的に考えてこんな大規模な戦争…むしろバトルロワイヤルの方がしっくり来るな。
そんなのをおっ始めるなら、参加者が違法をしないか監視する人間、更に勝敗を判断する人間が居なければおかしい…そう考えただけだ。」
そう返した。
「アンタって腕っぷしだけじゃなくて、頭まで良く回るわね~。
敵に回すとなるとゾッとするわ…」
「そりゃどうも。
まぁその話は置いといて、今はこのヘタレをソイツの所に連れてってやってくれや」
そうしてその監督者に会う為に、俺達は隣町の教会まで移動する事となった
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