第二章 【教会は今日も混沌のちフラグ】

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「それにしてもデカい教会だな、オイ…」 「ええ…いつ来ても、まったくもって悪趣味な教会ね」 俺の呟きに凛が顔を歪めて毒づく 「つーか凛、ここお前の兄弟子の教会だろ? 何気に酷くね?」 「良いのよ、嫌いなんだから」 「さいですか」 俺は凛と軽口を交わしながら教会の観察をする こんな教会だったらあの腹黒シスターも大喜びだな… 「さぁ衛宮君、行くわよ。」 「あ、あぁ。わかった。」 「行ってらっしゃ~い」 「あれ、ブラッドとセイバーは行かないのか?」 教会に入って行くのを見送ろうとした俺とセイバーに士郎が疑問の声を上げるが… 「私達は此処で待っています。」 と答えるセイバー…恐らく俺が教会に入りたくないとぼやいて居たのを聞いたんだろう… 「士郎…俺に神父とかシスターとかは天敵なんだ…察してくれ…」 「お、おう。スマン…」 ―ギィィィィィ…バタン… 俺も嘗ての仲間を思い出し、若干凹んだ状態で士郎に言うと士郎は少し引きながら納得した様で、凛と一緒に教会に入って行った 正直言って…仲間に腹黒シスターとか爆弾魔司教とか子供神官見習いとかが居た俺からすれば、教会や神殿等は悪魔の巣窟でしか無いんだよなぁ… 俺が黒歴史に近い昔のギルドメンバーを思い出していた時… 「あっ、あの!ブラッド!」 「なんぞな?」 セイバーが若干赤い顔で話し掛けて来た 俺何かやらかしたっけ…?
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