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パッ
「さて、分かってくれたか?」
「あっ…ええ///」
黒いオーラが消えたセイバーから離れて確認を取る。
何故かさっきより赤くなったセイバーの小さい返事を聞いて、俺は両手を頭の後ろで組み、空を見上げる
「ん~っ!!どこの世界でも空は同じだな~」
軽く伸びをしながら夜空を見て、元居た世界を思い返す。
大国が小国から資源を搾取する世界だったが、皆が心を1つにして世界の危機と向き合い、世界を変えて行っただろう。
世界樹の化身である俺からすれば、我が子に等しい愛しい世界
かつてルミナシアと一緒に産まれる筈だったが、世界の【状態】が整わなかった為に、未だ眠り続ける世界ジルディアと共存出来る世界に近付いただろうか
同じように夜空を眺めながら語り合ったギルドの仲間達は元気だろうか…
「愚問だよな…アイツ等なら絶対大丈夫だな!!」
俺は違う世界の夜空の下で笑う
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