445人が本棚に入れています
本棚に追加
ギュッ…
「……では、私は一体どうすれば良いのですか…過去のやり直しを…選定のやり直しは…望んではならない事なのですか…?」
やがてセイバーはがのスーツの裾を掴み、涙を流しながら俺に縋り付いて来た
「振り向くな、前を見ろ。
目一杯、胸を張りな。」
俺は不覚にもセイバーの泣き顔に綺麗と思いながら
「今のお前は1人じゃねぇんだ。
士郎も、俺も居る。」
そう締めくくった。
「さて、セイバー。
俺はちょっと情報整理したいからしばらく集中するから、士郎達が来たら教えてくれや」
「はい、分かりました。」
俺はセイバーの顔が、いくらか吹っ切れた顔になったを確認した後、もう1つの優先作業に入る事にした。
それは、世界樹の中で聞いた声がくれた情報と能力の確認だ
これらは俺の脳に無理矢理流し込まれた為、まだ俺自身が完璧に理解出来て無い。
つまり、新しく備わった能力の100%の力が発揮出来ねぇ…
それに、先程のランサーとの打ち合いで、こちらに来る前の俺と同レベルだった…まだアイツより格上のサーヴァントも居るかも知れん
今の内に、新しい力を使いこなせる様にしておきたい
俺は大きく深呼吸をした後、自分のドクメントを展開し、解析を開始した
最初のコメントを投稿しよう!