第二章 【教会は今日も混沌のちフラグ】

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GEAR計画…法力…神器…聖騎士団…黒き獣…六英雄…アークエネミー…蒼の魔導書…確率現象… こいつは… トン… 「んあ!?」 「少しの間だけ…こうさせてください…///」 肩に何かが寄りかかった感覚に思考を打ち切って顔を向けると、セイバーが赤い顔で俺の隣に座り、肩に頭を乗せて来ていた。 「フッ…良いぜ。 ただし、士郎達が戻って来るまでだぞ?」 「ハイッ♪」 (なんかカノンノみたいだな…) 俺が頭を撫でながらそう答えると、セイバーはとても嬉しそうに笑った 俺はセイバーを撫でながら、再び意識を研ぎ澄まし、知識の確認をしようとした時… 「何よソレェェェェェ!?」 と教会の中から凛の叫び声が聞こえて来た… 「元気だねぇ、若人は」 「ブラッド、年寄り臭いですよ」 慌てず騒がずしみじみと俺が呟くとセイバーがツッコミを入れて来る 「…つーかあのお嬢ちゃん、感情豊か過ぎて魔術士にゃ向いてないんじゃねぇか?」 「…それについては同意します。ですがブラッド、貴方と話をすれば皆リンと同じ様になります。」 「ははっ、言うねぇ!!」 俺が最初から思って居た事を聞くと、セイバーが皮肉って来た。 『まったく、貴方と言う人は…貴方は掴み所が無さすぎて、こちらの調子が狂ってしまいます…。』 そう常に言われてた身としては、逆に誉め言葉として受け取った。 そして俺が再び口を開こうとした時… 「………ふむ、その言葉には納得できんな。」 教会の庭側から第三者の声が投げ込まれた…
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