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ここは一応驚いておくべき所なのか…?
「な、なんだってー」
「ブラッド…棒読み過ぎて全く動じて無いのがバレバレです。」
「いや、だって全然驚いて無いし…むしろ納得してる。」
「「「はぁ………」」」
セイバーのツッコミに本音で返すと凛、士郎、セイバーに揃って溜め息を吐かれた
いや、むしろ異世界の人間がコッチの世界の英雄の枠に入れる訳が無いし、更に言えば、俺はどのクラスにも収まり切らない戦闘スタイルだしな…」
「…聞こえてるわよ?」
バチバチバチバチッ!!
「記憶を改竄してやろうか?」
「それ絶対過度のダメージで記憶を飛ばす気でしょ!?
とりあえず説明するから、その両手の雷を消してちょうだい!!」
俺が両手にスパークウェブを纏わせてイイ笑顔で凛にそう言うと、凛は若干慌てながら説明してくれた。
「まず、貴方のクラス名は
【救世主(ディセンダー)】
と言うの。
貴方は正規のクラスには全てのクラスになれる素質が有り、本来はあり得ないトンデモ英雄ね…本当に何なのよ、アナタ…」
(『救世主(ディセンダー)』ね…世界が変わってもこの肩書きは付いて来るのか…)
「やれやれ…セイバーと言い、お前と言い…何者と訊かれても俺は『ブラッド・A・ルミナシア』としか答えられないんだが…ッ!?」
そう言うと同時に、俺は三度目の頭痛に襲われ、再び大量の情報がまたもや流れ込んで来た。
しかし今回は、断片的な情報では無く、欠けていた知識や『あの声』の意図を全て理解させる情報だった
その情報が全て入り込んだ後、俺は自分が来た意味を全て理解した
(そうか…そういう事だったのかよ!!
確かにこりゃ俺向きの仕事だな。)
聖杯戦争を覆う悪意、それを全て浄化し、穢れた聖杯を破壊する。
それが俺が呼び出された理由だった
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