第三章 【リリカルマジカル殺し合い】

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「凄く…大きいです…」 「何バカな事言ってんのよ!?」 「……?? アナタ、何言ってるの?」 「わぁぁぁ!? 君はまだ知っちゃいけない事だ!!」 「ブ、ブラッド!!////」 俺の第一声に烈火の如く噛み付いて来る凛、俺の発言の意味がよく分からない様で、首を傾げる雪の様な銀髪の少女、それを慌てて誤魔化す士郎、赤面するセイバー… 深夜の街中で、世にもカオスな状況になった原因は、しばらく前に遡る… ――10分前―― 俺達は街中のとある交差点で向かい合って居た 「それじゃあ衛宮君、私達は次会う時は敵同士よ。 容赦はしないから覚悟しておいてね。」 「ああ…今夜はありがとうな、遠坂。 遠坂って優しいんだな。」 「なっ/// か、勘違いしないでよね!! 私はただ冬木市のオーナーとして、聖杯戦争での最低限のルールを守らせただけよ////」 別れの際に、凛が肩に掛かった髪を掻き上げ、最後の忠告をして来たのに対し、士郎の答えに虚を突かれ、顔を真っ赤にしながら捲し立てる… (コイツ天然だ!!) 「アーチャー、お前が俺達と敵対しない事を祈ろう。」 「ククッ!せいぜい考えておくさ。」 俺達が別れの言葉を告げている時… 「最後の挨拶は終わったのかしら?」 坂の上から声がした 「っ!?誰だ!?」 士郎が叫びながら声の方を向き…冒頭に戻る
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