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「初めまして…と言うべきなのかしら?
私はイリヤスフィール・アインツベルンよ。」
「アインツベルンですって!?」
眼前の雪の様な銀の髪の少女が自己紹介をした瞬間に凛が喰らい付いた
「遠坂、知ってるのか?」
「ええ…アインツベ「敵の目の前で無駄口を叩くな。死ぬぞ?」…わかったわ、衛宮君…説明は後でよ」
士郎の質問に答えようとした凛に横槍を入れて、眼前の巨人に集中させる
チャキッ…
セイバーは静かに不可視の剣を両手で握り締め、戦闘態勢を取る。
「フフフフッ♪」
「何が可笑しいのよ!!」
妖しく笑うイリヤに凛が噛み付いた。
対するイリヤは
「あらあら、はしたないわね。
レディたるもの、優雅でなくてはいけないわ、トオサカリン?」
「余計なお世話よ!!」
両手を後ろで組みながら凛を挑発する…いや、コイツは絶対楽しんでる…!!
やがて、目前の少女は凛とのやり取りに満足した様な表情を浮かべて
「アナタ達、面白かったわ。
じゃあ…サヨナラ♪
やっちゃえ、バーサーカー♪」
「■■■■■■■■■■ー!!」
少女は子供の様な無垢で残酷な命令を己の背後に佇む巨躯の戦士に指示を出した…
巨躯の戦士…バーサーカーと呼ばれたサーヴァントは言葉にならぬ、空気を震わす咆哮を上げた…
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