第三章 【リリカルマジカル殺し合い】

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「~~~!!うるせぇな!! しかもバーサーカーかよ!?」 俺は思わず耳を塞ぎながら悪態を吐く。 ランサーとは戦ったものの、ヤツは本気じゃ無かった。 だが、目の前に居るのは理性を失ったサーヴァント最強の性能を誇る狂戦士だ…この戦争で初戦で当たるのは最も避けるべき事態だ… 「ブラッド、下がってください!!」 ――ブォン…ズガン!! 「でゅわっ!?危ねぇな…お返しだっ!! 【疾風】!!」 ――ヒュンヒュンヒュン!! バーサーカーが右手に持った斧剣を俺に振り下ろして来たのを、バックステップで避けると同時に、俺は左手に弓を作り出して目にも止まらぬ三連射を繰り出す…狙うは首だ。 ――ガキッ!! 「なにぃ!?」 「■■■■■■■■―!!」 バーサーカーの首に矢が当たった瞬間、金属音らしき音を上げながら矢が弾かれた…しかも当のバーサーカーは矢に気付かなかった様にこっちに突っ込んで来る なんつー防御力だよ… 「ブラッド、私が行きます!!」 セイバーはそう言うや否やバーサーカーの懐へと踏み込んだ 「はぁぁぁ!!」 「■■■■■■■!!」 ブォン!! ガキャッ!! セイバーとバーサーカーのお互いの得物が0距離でぶつかり合う。 ―ギギギギ!! 「■■■■―!!」 ズガン!! 「ぐうぅ!!」 鍔迫り合いは何とか拮抗に持ち込んだセイバーだが、バーサーカーは左手でセイバーを殴り飛ばす。 「「セイバー!!」」 「っ!!アーチャー、援護!!」 ――ヒュン!! 俺と士郎が思わず叫ぶと、すかさず凛がアーチャーに指示を出した。 すると俺の背後から一陣の風の如き矢が四本、バーサーカーの膝へと襲い掛かった。 「■■■■!?」 「はぁぁぁ!!」 ――ズドォン!! アーチャーの弓による一点斉射によって体勢を崩したバーサーカーに、瞬時に体勢を立て直したセイバーが渾身の一撃を叩き込んだ…
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