第三章 【リリカルマジカル殺し合い】

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ドガァ…!! パラパラパラ… セイバーの渾身の一撃にバーサーカーは堪らず横の民家のブロック塀に突っ込んだ セイバーは暫し剣の構えを解かずに警戒をする… 「やった…のか…?」 「はい、確かな手応えは有りました。恐らく…」 士郎の呟きにセイバーは漸く構えを解き、士郎に向き直ってそう告げた。 だが、俺は違和感を禁じ得なかった… (おかしい…あの程度でサーヴァント最高の防御力を持つバーサーカーがやられるのか…?) 嫌な胸騒ぎがする… 俺は弓を左手に持ち、片膝を突きながら 「……【インスペクトアイ】」 両目に魔力を込めて、相手の情報を分析する特技を発動させた… (バーサーカー、身体の損傷70%…及び、生命的損傷率2%…) マズイ!! 「セイバー、後ろだ!!」 ダッ!! 俺はセイバーに言うや否や、セイバーの方へ走り出していた… 次の瞬間、バーサーカーが突っ込んだ塀の土煙の中からバーサーカーが飛び出し、セイバーの無防備な背中に斧剣を振り下ろそうとした 「■■■■■■!!」 「チッ!!【陽炎】!!」 ―ザンッ!! 俺は剣を作り出ながら、一瞬でバーサーカーの頭上に移動して斧剣を両断した。 「■■!?」 (チッ…!!) 俺は着地と同時にセイバーの腰を抱きながら飛び退き、バーサーカーとの距離を開いた
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