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「■■■■!?」
流石にバーサーカーも危険を感じたのか、足を止める…
「キャッ!?
な、何なの!?貴方、なに…を…」
光が止み、驚き両手で覆っていた手を退け、顔を俺に向けるも、言葉を失った様だ…
無理も無い…俺は今、全身から蒼白い魔力が溢れ出ていたからだ。
これは【オーバーリミッツ】と言い、本来は戦闘で溜まった闘気を解放し、一時的に全能力を上昇させるモノだが…こちらの世界では、魔力で代用している…
(ん~…久々だが、やりますか!)
「さてバーサーカー、お祈りは済んだかい?」
「貴方、生意気よ!!
やっちゃえ、バーサーカー!!」
「■■■■■■■!!」
イリヤがムキになって叫び、バーサーカーが突っ込んで来る!!
それが俺の罠とも知らずに…
―ニヤッ
「行くぜ、バーサーカー!!
終わりにするぞ!!
『閃け、鮮烈なる刃!!
無辺の闇を鋭く切り裂き
仇為す者を微塵に砕く!!』」
俺はバーサーカーに四方八方から、高速移動をしながら人体の急所目掛けて神速の連撃を叩き込む…!!
―ザン…
そして、最後に背後から大きく切り抜け…
「決まった!!【漸毅狼影陣(ざんごうろうえいじん)】!!」
―ザザザザザシュッ!!
俺のセリフと同時に、バーサーカーの全身を斬撃の嵐が襲った…
「■■■■■■!?」
―ズシャア!!
バーサーカーは俺の怒涛の連撃に耐えきれず、とうとう地に倒れた…
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