第三章 【リリカルマジカル殺し合い】

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「『鬼蹴(キシュウ)』!!」 ―ザッ!! 「初手だ、『閻魔(エンマ)』!!」 ―ドゴッ!! 俺は姿勢を低くしてバーサーカーの懐に潜り込み、顎へ踏み込みの勢いを乗せたアッパーを入れる。 「次だ、『蓮華(レンカ)』!!」 ―ブンッ!!ドゴッ!! アッパーで上半身が浮いたバーサーカーに右足で足払いを掛け、払った勢いを殺さずに回し蹴りを叩き込む。 更に回し蹴りの勢いを殺さずに空中で身体を横に倒し、 「まだだ、『火蛍(ホタル)』!!」 ―ドガッ!! 空中に浮いたバーサーカーの腹部に追い打ちの蹴り上げを入れる… 「■■■■!?■■!!」 バーサーカーの身体にも効いたのか、苦悶の声を上げる… だが、それに構わずに軸足の左足で地面を強く蹴って吹き飛ぶバーサーカーの上に移動し 「終わりだ… 『椿祈(ツバキ)』…」 そう呟き… 「ズェアア!!」 ―ザン!! 「■■■■■■■■■―!!」 気合一閃。 天高く掲げた鳴神を振り下ろし、バーサーカーの背を深く切り裂いた… バーサーカーは断末魔の様な声を上げ、斬られた衝撃で地面に叩き付けられる。 俺は軽やかに地面に着地した後 「少女よ、巨人は封じた。 最早そなたの戦う術は尽きた。」 そう告げた…
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