第一章 【クラス?なにそれ、美味しいの?】

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「シッ!!」 キキキキギギギンッ 青タイツの奴が放つ鋭い突きの嵐を俺は両手のダガーと拳銃で受け流していく。 っつーか『海賊』じゃこの突きの嵐は結構キツいな… コイツの槍…嫌な感じがしやがる…まるであの『赤い煙』みてぇだ… 「チッ!!うぉらぁ!!」 しばらく俺が奴の攻撃を捌き続けているのに痺れを切らしたのか、青タイツがデカイ舌打ちをした後に大振りの薙ぎを放って来た。 「ほっ!!」 ヂッ… 俺はそれに合わせるようにダガーを添え… 「オラァッ!!」 ガゴッ!! そのままダガーを下から拳銃を持った左手で打ち上げ、槍の軌道を上に反らす。 それを見計らった様に青タイツは後ろに跳躍し、距離を取る。 「ハァ……一体何なんだよ、お前…」 青タイツは着地後に槍を構えずに、大きく溜め息を吐き、珍獣を見るような目をしながら話し掛けて来た…
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