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カランコロンとかぐや姫の下駄が床を蹴る音が地下室に響く。
おじいさん「いつのまにわしの家の地下がこんな事に!?」
かぐや姫「(無視)これがキジン星の技術を使って私が開発した人型ロボット、機人〈キジン〉です」
かぐや姫達の前に高さ15mくらいの大きなロボットがライトで照らされる。
装甲は全て黒くコーティングされている。
かぐや姫「これで出来るだけ地球から離れます。そうすれば地球人が危険に曝される事はないでしょう」
かぐや姫は一呼吸おいて、深々と頭をさげた。
かぐや姫「本当に有難うございました…!」
おじいさん「……本当に行ってしまうのか?」
かぐや姫「はい」
おじいさん「かぐや、お前はそれでいいのか?」
かぐや姫「…はい」
おじいさん「…そうか。ならば止めはしない」
おばあさん「おじいさん…」
おじいさん「だがな、かぐや。これだけは忘れるな。桃太郎にも言ったが、お前達二人はわしの家族じゃ。何かあったらいつでも帰って来るといい…」
おじいさんは地下室の出口に向かった。
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