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かぐや姫「本当はッ!!」
かぐや姫が少し俯き、震えた声で叫ぶ。
かぐや姫「本当はもっとここに居たかった…。おじいさん…おばあさん、それに桃太郎と一緒に居たかった。ここの暮らしは楽しかった。…だからこそ両親の仇討ちに巻き込みたくない!大好きな人達を、大好きな星を巻き込みたくないッ!だからっ…!だから!!」
おじいさん「言っただろ、かぐや。お前も桃太郎もわしの大切な家族だと。家族の為なら何でも協力する。ここに居たいのであれば居ればいいさ。出て行かないといけない理由があるなら解決するために精一杯協力する。桃太郎がそうしてくれた様にな…」
おばあさん「おじいさんの言う通りだよ。ここはもうお前の家なんだ。私達の娘が困っていたら助ける。全力でね…」
かぐや姫「うぅ…うわぁあッ!」
かぐや姫はその場で膝を付き両手で顔を覆い、泣きじゃくった。
かぐや姫「うう…有難う…ございます…有難うございます…」
泣きながら礼を述べるかぐや姫をおじいさんは優しく抱きしめた。
おばあさん「変態。通報しました」
おじいさん「Σ(゚Д゜)えぇ!?」
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