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桃太郎は鬼ヶ島を目指して進む。
道中、桃太郎はふと思う。
桃太郎「……俺一人で鬼に勝てるのか?」
桃太郎はしばし考える。
やはり仲間を増やすべきだ。
そう考えた桃太郎は辺りを見渡す。
すぐそこに犬がいた。
桃太郎「ポチ!おーいポチ!」
犬「ポチじゃない!俺は決してポチじゃない!!」
桃太郎「おぉ…💧。いきなり怒鳴ってきた…」
犬「俺を見る度どいつもこいつもポチと呼んで来る。俺は二郎だ!」
桃太郎「これから鬼退治しに鬼ヶ島に行くんだけど一緒にどう?」
二郎「鬼退治はそんなノリで行くもんじゃない」
桃太郎「きびだんごあげるからさ」
二郎「むむ…きびだんごか…。俺の好物じゃないか……。よし決めた。いいだろう。きびだんごをくれ。鬼退治について行くから」
桃太郎「よし」
桃太郎は袋からきびだんごを一つ取り出し、犬にやる。
犬の二郎はきびだんごを食べる。
二郎「ハッハッハッ!きびだんご上手かったぜ!」
食べ終えるのと同時に逃げようとする。
桃太郎「おい、鬼退治は?」
二郎「バーカ!誰が行くかよ、そんなもん!」
犬はそのまま駆けていく。
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