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それから時が経ち、桃太郎とかぐや姫はすくすくと育ちました。(具体的には15年くらい)
またその頃から隣町に鬼がやって来て悪事を働くようになりました。
そこでおじいさんは桃太郎に鬼退治に行くよう命じました。
が、桃太郎は断ります。
おじいさん「なぜじゃ桃太郎!鬼を退治すれば隣町だけでなく、この周辺も平和に…」
桃太郎「だって勝てっこないだろ。相手は鬼だぞ。いくら歳とったからって息子を自殺させに行かせるな」
おじいさん「安心せい。自殺なんてさせやしない。お前ならやれる」
桃太郎「勝算は?」
おじいさん「こいつを持って行け」
おじいさんは刀を取り出す。
桃太郎「いや、行くとはいってない」
おじいさん「これは我が家に代々受け継がれてきた刀だ。これさえあれば鬼など瞬殺じゃ」
桃太郎「そうか…。気をつけてな」
おじいさん「あぁ、行ってくる」
おじいさんは立ち上がる。
桃太郎「絶対帰ってこいよ」
おじいさん「この刀さえあれば……っておぉい!!」
かぐや姫「その歳でノリツッコミとは…。流石おじいさん」
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