桃太郎、誕生

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桃太郎「人ができない事を平然とやってのける。流石おじいさん!そこに痺れる!憧れる!!」 おじいさん「やかましい!」 かぐや姫「今日も平和ですね、おばあさん」 おばあさん「そうだねぇ」 今日もおじいさんの家は騒がしい。 おじいさん「…桃太郎よ。本当に鬼退治にいかないか?」 桃太郎「なんでそんなに鬼退治をさせたいんだ?」 桃太郎の言葉を聞きおじいさんは自分の昔話を桃太郎に聞かせた。 おじいさんは小さい頃に両親を殺された。 突如現れた鬼がおじいさんの住んでいた村を襲ったのだ。 その時勇敢にもおじいさんの両親は鬼に抵抗した。 ―――――だが無謀だった。 鬼が持っていた巨大な金棒で撲殺された。 骨は砕かれ内蔵は飛び出し、頭は潰され、おじいさんは自分の両親だと判別出来なかった。 おじいさん「頼む桃太郎!わしはもうこんな歳じゃ。両親の敵を取りたくても不可能なんじゃ!頼む!この通り!」 おじいさんは土下座をする。 頭を何度も床に打ち付けた。
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