プロローグ

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「先生っ!!」 「日向…――」 放課後の教室は、あたし達の秘密の場所。 「お前また補習サボったなー? ちゃんとやらなきゃ駄目だろ?」 「だって、先生がいない補習は楽しくないもん……」 あたしはわざとシュンとした。 だって……―――。 「そんな顔すんなよ、ばかやろー……。 ……キスだけじゃ足りなくなるだろ…?」 あたしは先生に持ち上げられて、机の上に座らされた。 そして 「……そんな顔した、咲が悪いんだからな」 「せんせ……っん……」 ――…先生は、あたしに深く口づけた。
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