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私をじろじろ見ていた男の頭を床に激突させる。
「「「覚えてろよッッ!?」」」
そう言い残し、逃げていった。
「……まさに雑魚悪役の台詞だな」
「ーーーっ…ありがとうッ…御座います」
「って!!?おまっ…何泣いてんだよ!?」
鬼崎先輩が突然泣き出した
私に困ってる。
「あーあー…」
「…………龍騎が泣かした」
「はぁっ!?」
鬼崎先輩は、「はぁ…」と薄く溜め息をつき私をベンチに座らせた。
「お前さぁー…俺がどんだけ心配したか解ってんのかよ…」
鬼崎先輩が何かをポツリと呟いた。
「ヒック…何か言いました…?…」
「うるせぇ…さっさと泣き止めッ」
フイッとそっぽを向いて
グシャグシャと乱暴に私の頭を撫でる
「い…痛いですよ」
ブーッと唇を突き出す
「はははっ仲えぇの~」
「「良くない!!!」」
はッッッ!!?
被っちゃった!!?
「……それが仲が良いって言うんだよ」
佐島先輩が呆れた様に言い放つ。
「うぅー…」
「照れてんのか?」
鬼崎先輩が私のほっぺをツンツンとつつく
「しーりーまーせーんーっ!」
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