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ドンッ-
部屋に連れ込まれたかと思いきや
思い切り押され転けた。
絶体絶命?
「あのさぁー…あんた、調子乗りすぎ」
ケバい先輩Bがカチャリと
ハサミを出す
「なっ…!!?」
何する気なの…!?
「ま、流石に顔はヤバいから~」
「優しい先輩が散髪してあげるよ」
「…龍騎を奪った罰よ」
リーダー格が言うと同時に
ケバい先輩Cが私を羽交い締めに
Bが私の髪を掴み
ジャキジャキと髪を切り始める…
「な…何すんのよ!」
「…あんたなんか、遊びに決まってんのよ!!」
ドガッ-
リーダー格に鳩尾を一発蹴られる。
「ーッ!!?…ゲホッ…ゲホッ」
「はぁい終了!」
結構切られちゃったかな…
床を見ると、結構髪が落ちている。
そしてまた、蹴られる。
お腹、背中…
「これに懲りたら龍騎と別れなさいよ」
そう言って、三人は部屋を出て行った
「ゲホッ…力強すぎでしょ…」
タッタッタ-
やば、足音がこっちに向かってくる…
この状態を見られたら…
ガチャリ-
入ってきたのは-
「次は…っと」
この声…とても聞き覚えのある人…
「中川…せん…せ…?」
声が聞こえてしまったのか…
ギョッとした顔で此方を見ている。
「葛城ッ…!!!?」
「は…はろぅ…」
へにゃりと笑うことしか出来ない。
「おまっ…!!どうしたんだ!!?」
近寄って、私の怪我や髪をまじまじと見る。
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