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「えぇっと…何でそない事になってん?」
今、三年校舎の屋上に居ます…
寄りによって、
鬼崎先輩と並ぶ先輩方…
「………スゥ…スゥ…」
給水棟の上で静かに寝息を立てて眠ってるのは、
佐島(サジマ)昊(コウ)先輩
「いやぁー…お前も大変やなぁ」
方言混じりで気さくな
槇(マキ)一馬(カズマ)先輩
「…どこで間違えちまったんだ…」
普通に学園生活を過ごしてれば
話すことさえ無い、お三方に囲まれてます。
「ははっ…で、この子名前何て言うん?」
「知らん」
「なんやそれッ!!?」
そりゃ知らないハズですよ…
私みたいな、ジミーな二年生
「あー…葛城香織です」
軽く頭を下げる
「葛城は、礼儀正しいのー…どっかの誰かさんと違うて」
そう言って、槇先輩はベンチにふんぞり返っている
鬼崎先輩の方を見る
「あ゛ぁ…?」
「解っとんなら、ちゃんと直しぃな」
そう言って、置いてあったパックのレモンティーを飲む。
「うるせぇよ」
「ははっ…槇先輩の言うとおりだよ」
ボソッと呟いたつもりが-…
「んだと…?」
聞こえちまったのかよッ!!?
この地獄耳めッッッ☆
「星だすな気持ち悪い」
「なっ!!?心の声を読むなんて…貴方エスパーですか!?…てか真顔で気持ち悪い言わないで下さいよッ!」
真顔で気持ち悪いってのは、一番ショック何ですよッ!!?
「ブハッ…おまっ…笑わすなやッ!」
槇先輩が飲んでいた、レモンティーを吹き出した。
「えぇ!?…私な、何か笑わしましたかッ!!?」
アタフタとしていると-…
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