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「これがウィンディアだからだ。また、この短剣の能力は、絶対なる守護・貫けないもの?そんなもんねーよ・分身っ!!・ここは俺に任せて先に行け!・全魔法における詠唱完全破棄・神化・仲間を呼ぶ。だそうだ」
「フラグ!?フラグ設立武器なのか!?最後の方の神化ってそんなよくあるもんなのか!?最終奥義みたいな名前なのにこんな簡単に使えるのかよ!!?その武器意味不明すぎるだろうがぁぁぁぁぁあ!!!……はぁ…はぁ…言い切ってやった」
グレイのおかげで楽にはなったが、俺がツッコミに回らなければならなくなった。
「ねぇ、サンファちゃん。その魔法器って最強の盾と最強の剣を合わせた武器?」
「リリアさん。あなたはやはり見破りましたか。そうです。これはあなたの言った通りの魔法器です」
「ふふん♪お姉さんにわからないことはないのです!」
サンファが感心したようにリア先輩に言い、リア先輩も胸を張って、お姉さんっぽくしている。
「話は変わりますが、あなたなら認められます。そう、そこにいるフロウの嫁に!!」
「ふぇ?」
「へ?」
「「………」」
「「えぇぇぇぇ!!?」」
落ち着くんだ、俺。
先輩の目から視線を外すな。どうにかしろ。
ふむ、とりあえずサンファに言われたと同時にリア先輩の方を向くと、リア先輩も俺の方を向いていたんだよな。
そんで、そのままお互いにこれ以上ないってほど赤面して、動揺していると。
うむ、状況の整理完了だ。
って違う!!そうじゃない!この状況をどう打開するかだろうが!もう、俺のばかばか!!
ごめんなさい、気持ち悪いですね。忘れて下さい。
「こーり君……」
先輩が潤んだ目で何かを期待しているような眼差しを向けてくる。
可愛いっ!!ってそれも違うだろうが!!
どうにか柔らかく言わなければならないな。
「リア先輩は俺の嫁!!異論は認めないっっ!!!(嫁かぁ、先輩はどうしたいですか?)」
完璧だな。それとなく先輩に疑問を呈することに成功したぜ!
「あぅ……」
ありゃ?なぜに恥ずかしそうにしてるんだ?
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