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「どうして幸せなの?」
まゆちゃんはたずねました。
『なぜかと言うと、ぼくはかあさんの愛情をとても感じることが出来たからなんです。
かあさんは、死んでしまったぼくを必死で探してくれました。そして、ぼくをかあさんの側に置いてくれました』
のんちゃんとまゆちゃんは確かにそうだと思いました。ミュウが必死になって死んだわが子を探していたからです。
『だから、ぼくは短い命だったけど、不幸だとは思わないんです』
のんちゃんとまゆちゃんは声のする方を見ていましたが、突然
「ワッ~」
と叫びました。空に浮かぶ雲が子猫の姿になったいたのです。そして、その雲の猫がニッコリ笑いました。
「雲の猫さんが笑ったよ」
まゆちゃんがにっこり笑って、バンザイしました。\(^o^)/
『ぼくからのんちゃんとまゆちゃんにお願いがあります』
「お願いって何ですか?」
のんちゃんがたずねました。
『ぼくのかあさんと弟をよろしくお願いします』
雲の猫が言いました。
「分かったわ」
「うん、これからもずっとずう~っと仲良くしていくよ」
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