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数日間、私はベースの練習に明け暮れた。
構えてみると意外に重い‥
肩にずっしりと重力を感じ、立っているのがちょっと辛い。
椿『ちょ、重たぃ‥‥このまま何分も演奏するのかぁ‥
おたまじゃくしの読み方は、前もって紫苑に習ってたからだいたい分かる。
とりあえず教本に従って指を滑らせる。
ビーン、ビーン。
椿『Σぅあ！音鳴った！変な音ーｗ』
私は音が鳴るのが楽しくて、何度も何度も弦を弾いた。
私の部屋に、不格好なベースの音が鳴り響く。
この音が、少しでも綺麗な音符になるように、私とベースの二人三脚が始まった。
始まったんだけど‥‥
紫苑からメールが来た。
『３日後、スタジオに入って練習するよ！頑張ろうねぇ♪(((のω≦)』
‥私は早くもやる気が無くなった‥
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