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??『何かお探しですか?』
椿『ふぇ?』
声がする方を振り向くと、そこには同い年ぐらいの男性店員がいた。
短く逆立った黒髪が男らしさを際立たせる。
椿『えっと、ベースを買いたいんですけど‥初めてで‥えっとー』
??『ふふ‥最初は好きな色やデザインのものでいいと思いますよ。音の違いとか感覚の違いとかわからないと思うし、高いの買ってすぐ壊れたら嫌でしょ?』
椿『そ、そうですよね‥じゃあアレとかはやめた方がいいですかね?』
私は先程見ていた水色とピンク色の補色がされたベースを指差した。
??『ん?あー、これはちょっと初心者にはオススメしないですね‥同じカラーのベースなら他にもあるから、ちょっと持ってきますね』
名札に『せりう』と書かれたその男性は、従業員口の奥ひ消えていった。
椿『優しい人だなぁ‥ベースに詳しいのかな?』
待つこと2分弱。
せりうさんは2本のベースを持ってきてくれた。
せりう『お待たせしました』
彼は私の前にベースを置いて、ベースの説明を詳しくしてくれました。
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