1曲~初心の集い~

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??『何かお探しですか?』 椿『ふぇ?』 声がする方を振り向くと、そこには同い年ぐらいの男性店員がいた。 短く逆立った黒髪が男らしさを際立たせる。 椿『えっと、ベースを買いたいんですけど‥初めてで‥えっとー』 ??『ふふ‥最初は好きな色やデザインのものでいいと思いますよ。音の違いとか感覚の違いとかわからないと思うし、高いの買ってすぐ壊れたら嫌でしょ?』 椿『そ、そうですよね‥じゃあアレとかはやめた方がいいですかね?』 私は先程見ていた水色とピンク色の補色がされたベースを指差した。 ??『ん?あー、これはちょっと初心者にはオススメしないですね‥同じカラーのベースなら他にもあるから、ちょっと持ってきますね』 名札に『せりう』と書かれたその男性は、従業員口の奥ひ消えていった。 椿『優しい人だなぁ‥ベースに詳しいのかな?』 待つこと2分弱。 せりうさんは2本のベースを持ってきてくれた。 せりう『お待たせしました』 彼は私の前にベースを置いて、ベースの説明を詳しくしてくれました。
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