2章 ワタシと彼

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ファーストキスはクリスマスに観覧車の中 ワタシはすごく幸せ。 ずっと彼と一緒にいたいって思った。 次のクリスマス 彼はワタシの親友と一緒にいた。 彼はワタシに 今年のクリスマスは家族でパーティーだから会えないと嘘をついて。 高校生になって ようやく ボクじゃなくてワタシが作った親友と 彼はデートしていた。 街中で腕をくんで歩いている2人の様子を、ワタシは本屋さんの中からぼんやり眺めた。 こんな現場に遭うくらいなら、本屋にこなければ良かった。 つまり ワタシは彼と親友に裏切られたんだ。 中学生の日々が思い出されて ワタシはあっけなく崩壊した。 一番信頼している人の裏切りはつらかった。 一瞬で ワタシとボクは入れ替わった。
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