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「つまりあれですよ、恋なんてちょっとしたきっかけで始まるもんなんです」
ある夏のすげえ暑い日。俺は教室にやってきた後輩と話してた。
「へえ、そうなんだ。」
俺は延々聞かされるこのなんか彼女ができたっぽくて鼻の下伸ばしてる後輩のノロケ話を適当に聞き流してた。だってうぜえもんひたすらに。
「せーんぱーい、聞いてますかー?」
「あん?ごめん聞きたくなかったから聞いてなかった」
「ひどいや!こんなに幸せのおすそわけをしようと頑張ってるのに!」
何が幸せのおすそわけだ?彼女の自慢ばっかだうっぜーうっぜー。爆発してくれないかなまじで。
だなんて別に思っていないので適当にごめんとか言っといた。
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