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私が入る宣言をしてから、ライオン含め誰も私を撃つこと、銃口を押し付けることはなくなった。
ただ、私の宣言の直後、ほぼ全員から嘲笑いのような失笑のようなものが聞こえた。不快極まりない。
そして、この黒い部屋につくまでは一切口を聞いてくれなかった。私の宣言が終わるなりライオンは無言で私を引っ張っていって――
急展開すぎて質問が山ほどあるのに、どんなに声をかけてもまるで私がいないかのような無視っぷり。
ここに来て初めて、入れと声をかけられたのだ。
「早く入れよ」
いつまでも黒い部屋を怪訝そうに見ている私の背中にライオンの蹴りが入って、私は黒い部屋に転がり込んだ。
そしてこんな形で私は闇の存在の生徒会に足を踏み込む事になったのである。
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