風の吹く丘

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裏山に登った俺たちはいつものように芝生に座り込む 俺は青空を見上げながら寝る態勢をとる。 蝶蒔「ここが一番落ち着くなぁ…。ふぁ~~あ」 ついつい欠伸がでる。 「たしかにな…。」 と虎太郎も芝生に寝転がる。 やっぱみんなここが好きなんだな。 寝れる・・・。 「ここで寝てたら死にますよ?」 「人の心を読んだ!?」 隣の和もちょこんと座りこむ。 和は簡単に人の心を読む。 「エスパーなごなごちゃんです。」 「なんだよ、なごなごって…」 ま、一応12月だし寝たら確かに死ぬかもな。 「にしても、晴天ですね~」 「晴天だけに、天晴!天晴!」 「うまいこといいましたね。」 「そうですね~さすがは虎太郎ですね~」 虎太郎の顔が赤くなりデヘヘ、って言ってる。 しかし…… 「何処がうまいんだ…?」 …………。 ちっ沈黙!? 「わからないなら、考えるもんじゃないよ馬鹿。」 くくく。と虎太郎が笑ってやがる。 うぅぅムカつく。
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