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みんなと仲良く過ごしていると…。
俺はある気配を感じ取った。
「はぁ!?嘘だろ??」
「どっ、どうしたんだよ。蝶蒔!?」
俺はあわてて立ち上がる。
「ありえるのか・・・?この防衛都市に羅魁が入り込むなんて・・・」
普通はありえない。この防衛都市は地上はもちろん、海からも空からも地面からさえも入れないようになっているはずなのに。
「羅魁がこの都市の中に、ですか?」
海己はまだ理解出来ていないらしい。
「確かのようです。私も感じました。」
俺は風の流れから羅魁の存在を察知したのだが、和はきっと水蒸気の流れを読んだとかそんな感じだろう。
「場所は…近いっ!こっちだ!いくぞ!」
俺と和は登って来た階段と逆の急斜面の方にダッシュした。
「嘘でしょう!?羅魁のトコのにいくだなんてっ。」
海己は怖がりなところあるから仕方ないだろう。
「いずれはこれの退治が仕事になるかもしれないんですよ?いい機会じゃないですか!」
虎太郎も羅魁をみたいのだろう、海己に行くように催促している。
あぁもう遅いなっ!
「後からこいよ!」
と言い残し俺と和は走り出していた。
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