行き先は‥その①京都編

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「……目立ってる」 ぬぼーっとキサラにのしかかるアンリはどこか不愉快げだ。 「メンバーがメンバーなだけ目立つんだろ… つか、重い!」 赤髪のキサラは、けどよ… と少し離れて歩くクリフェイドをちら見する。 「………室長、まだ拗ねてらっしゃるんですか」 「………」 「ははっ 仕方ないよ。クリフェイドは目立つの嫌いだもんね」 マコーネルは呆れの溜め息、アシスはクリフェイドの不機嫌な顔に楽しそうだ。 「ぶっ!クックッ… なにアイツ。めっちゃ機嫌悪ぃじゃん」 キサラはそんなクリフェイドに、口に手をあて笑いを堪えてるつもりらしいが、クリフェイドはキサラを見た途端、不機嫌な顔にますます皺が寄った。 「こらこら、あまり彼を刺激しないでくれよ…」 困惑を浮かべるクロス裁判官はキサラを軽く諌めた。 アクス国王は京都の舞妓に興味があるのか、時おり目がいく。 「ウィンディバンク~ 面倒くさいから大人気ない喧嘩だけはしないでよ?」 アゼルは気怠げに隣を歩くウィンディバンク財務大臣に注意し、 「王子はわかってないんです!あの糞ガキが…」 反論するウィンディバンク。 「うわっ///舞妓さんって初めてだっち!」 ニコッ 「……ノクス?」 黒い笑みを浮かべるセイシェルに、焦った顔で弁解しはじめるノクスに、 「……疲れた」 「え、早くね!?」 のんびりとした会話を交わすベルクとラゼル… 他にも濃いキャラの多い外人+美形集団に周りから注目の的になっていた。 .
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