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「全員っっ 出て行けぇぇぇっっ！！！」
ガシャーンッ！！
――‥ 生徒会室で大暴れしたあと、役員を全員追い出し、鍵を閉め、生徒会室に引きこもったクリフェイドは一連の事件に関わった生徒を次々に社会から抹殺していったという噂のもと、学園を恐怖政治もとい恐怖で支配していた‥
―― が、しかし
そんな噂の本人はというと…
カタカタカタｯ！
「くそっ… 終わらない！来週の締め切りまでに間に合わせなければ…」
デスクどころか、生徒会室に散乱、山と積み上げられた書類の束に溜め息が漏れる‥
「あの役立たず共は追い出して正解だったな」
はぁー…。しかし…
「まいったな。さすがに丸二日食事なしはキツい。」
カタカタカタ！
「けど、食べてる暇はない…」
カタカタカタ…
ｶﾁｯｶﾁｯ、
ｶﾀﾝｯ！
「あぁそうだ… 確か、保健室にカロリーメイトがあったな‥」
ｶﾁｯｶﾁｯ！
ｶﾀｶﾀｶﾀｯ-
「…保健担当は確か‥‥ ウィル・ストン先生だったな」
――――……
――…
俺はウィル・ストン。保健医だ。たった今、恐怖政治の噂の当人から呼び出しを喰らった。……しかも、一週間分の栄養補給ドリンクとカロリーメイトを持って来いと来た……
呼び出しを喰らった俺は噂が噂なだけに身構えたわけだが、何なんだ！その注文は！！
不思議に思いながらも大量の栄養補給食材にちらりと見て生徒会室へ向かった――‥。
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