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「あ、見えてきました!」
本田が叫ぶ。
「うわぁ!スッゴく綺麗な街だ!名前は?」
彼女は、もうすっかり溶け込んでしまい。
海賊団のムードメーカーであった。
好奇心いっぱいの質問に、フランシスが丁寧に答える。
「あれは、ランガンドッパー。眠らぬ街。結構、裕福な街だよ。」
「へぇー。綺麗な街ねー。何しにいくの?」
「俺たち以外にも、海賊団はいる。みんなあるものを狙っているんだ。それが、どんな願い事も叶える魔石、Brightだ。」
船長が、舵をとりながら話す。
すると、菊が追加し始めた。
「Brightを見つけるには、五つの宝石がいるんです。それのひとつが、ココにあるらしいんです。」
「手がかりはないの?」
「眠らぬ街には、眠らぬ獅子がいる...それがヒントある。」
そういって、上から飛び降りる彼。
「って、上から来たら危ないって何回もいってるじゃないですか!! 王!!」
「だから、危なくないようにしたあるよ!」
「そこまで!みんな、集まってくれ!」
船長が呼び集める。
「えーと、それぞれ各自情報を集めてくれ。まず、菊とオレが東。 フランシスとアルフレッドが西。イヴァンと魅季が南。王耀は街の敵の動きを偵察してくれ。」
以上といわれ、みんなが動き出す。
キョロキョロする私の肩をポンっと叩きイヴァンはニコッと笑った。
「先に、君には宿場行ってもらうから、いこうか。」
「あ、うん!わかった!」
そういって、南へ二人は歩き出した。
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