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「イヴァンがここまで、押して来る人材は初めてだよな。」
フランシスが唐突に、口を挟む。
そう、昔は一匹狼であったイヴァンをなんとか仲間にしてイロイロと面倒もあったのに、今となっては仲間の誰よりも前にでて剣をかまえるやつになった。
そんなやつが、一歩も譲らないほど欲しがる人材。
きっと、イヌラ族だけじゃなくて他にも優れている能力があるのだろうと、船長は思う。
「うし、いいぜ。とりあえず起きるまでは、ベットに寝かしつけといてくれ。」
「わぁい♪ 君は今日から僕達の仲間だよ。もう、一人じゃない。」
寝ている彼女に向かって、イヴァンは微笑んだ。
「とりあえず出港だ! 行き先は、ランガンドッパーだからなぁ。」
「「了解ぃ」」
ながいながい人生は、もう始まっている
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