序章

3/4
前へ
/17ページ
次へ
ふう… やはり、人間界の命は美味しいですわね。 私、また太りそう。 あ、ごめんなさい。 あ、そうだ。 人間は何かを食べると、しーちっち、とやるのでしょう? 私はまだ身に付けておりませんわ… 難しい… あら、あなたはなさらないのですね。 さあ、本題に入りましょうか。 どうします? この後ろの大きな門。 開けて欲しいのでしょう? その前に散らばる、無数の人骨。 お察し頂ければ、説明の時間も省けますわね。 でも、その前に… あなた、その眼、閉じたままですわね。 光の者に嫌われたのですか? 生まれながらの運命ですか? 理由によっては、私が開けなければならない事もありますわ。 教えていただけますか?
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加