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「どっちの女の人がおばあちゃんなの?」
僕はおじいちゃんに聞いた。
「どっちだと思う?」
「僕はすぐに泣く奴、嫌いだよ!僕のクラスにもいるんだ」
僕はクラスの女子を思い出し、少し早口で答えた。
「ははは。嫌いなのか。でも嫌いなんて言葉、簡単に使ってはいけないよ」
おじいちゃんは僕の質問には答えず、優しく諭してくれた。
「うん、ごめんなさい。で?どっち?」
僕は待ち切れなくてうずうずしていた。
「おや、もうこんな時間だ。翔太、お風呂に入って、ご飯の時間だよ。早くしないとママに叱られるぞ」
おじいちゃんはおどけた様にそう言い、
「続きはまた明日話そうな」
と約束してくれた。
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