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昼休みも終わり、本日最後となる六限の授業が始まった。 今度は授業中でもお構いなしメールを打つ音が響いた。 国語担当の鈴木はいっさい怒らないことで有名で、沈黙の教師とも言われている。 通称サイレント鈴木。 毎週三回は六時間目が国語のせいで、もはや恒例行事みたいになっている。 しかも、授業が終わったら遊ぶ約束でもしているのだろうか、この時間は特にメールを打つのに必死みたいだ。 私は空をひたすら眺めるという逃避を静かに始めた。
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