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「な、何?」
ちょっと面くらいながら光君の白に映えた紫の瞳を見る。
彼は真剣で、でも不思議な表情をしつつ僕にこう言った
「君、魔法が使えないって本当?」
開いた口が塞がらない。一体誰が言ったのだろう!
「その様子だと本当みたいだね」
だから何だと言うのだ、冷やかしに来たのか?
しかし、光君が次に見せた明るい笑顔にはそんな事を思わせる部分が微塵もなく、
「じゃあさ、俺んちおいでよ!」
まさに嬉しそうに、僕に言ったのだ!
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