物語

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夢を見ている どことも言えない空間には僕一人。 「~で、このドラゴンは…」 先生の声だ。それに反応するかのように夢は一匹のドラゴンを描く。 首の長くてほっそりして、瞳は山を駆ける野うさぎのように紅く全身は何も手をつけていない布のような白。 一瞬で現れたドラゴンに僕は僕自身の想像力に関心した。 まじまじと見ているとドラゴンはゆっくりと口を開いて、 「銀。」
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